「新ブラックジャックによろしく」感想
2019/04/11にKindleUnlimitedで、読了。
佐藤先生の漫画は、「特攻の島」で一気にのめりこみました。

1作目の「ブラックジャックによろしく」では、、2002年に第6回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞しているほど。
ちなみに私は、ブラックジャックによろしくは、読んだことがなく、今回KindleUnlimitedで、読み放題だったので「新ブラックジャックによろしく」を読んだ流れでです。
なので、予備知識はまったくなし。
結論から申し上げますと…重い。
これは重くてずっしり来るお話ですね。
タイトルから医療ものであることは分かっていたのですが、テーマはたった一つだけ。
「臓器移植」
です。
生きている人から腎臓の臓器移植を行っていいのか。
血縁者ではなく、赤の他人から臓器移植を行っていいのか。
こういったところに関して、さまざまな価値観がぶつかり合う人間ドラマです。
佐藤先生の絵とストーリーは、迫真に迫るものがあり、狂気に満ち溢れていると揶揄する人もいますが、やはり素晴らしいです。
とくにセリフが深い。
1回読むだけじゃ、この新ブラックジャックによろしくの、全ての意図、深みってのは分からないんじゃないかと思う。
私は、今日1日で一気に全9巻を読みつくしましたが、今、感情を処理しきれていません。
自分の愛する人が臓器提供を望む体になってしまった時、自分は何を思うんだろう。
こういった漫画に触れることって、やっぱり大事なんじゃないかと思います。
佐藤先生は、そういう部分にガツンとぶつかってくる漫画家さんです。
すみませんこんな文章しか書けず。
KindleUnlimitedで、1か月無料、それ以降は月額980円で読み放題なので、気になる方、1度読んでみてほしいです。
少し重ための内容だったのと、特攻の島の方が好きだったので、★は4つにしていますが、お勧めできる漫画には違いありません。
・KindleUnlimited公式サイト
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