『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 』書評
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』
三田 紀房
お勧め度:★★★★★
2019/03/25、KindleUnlimitedで読了。
めちゃめちゃ面白い。
面白い本はやはり、自分の具体例に基づいて話されていることがよくわかる。
具体と抽象をうまく使い分けている。
この本は、ドラゴン桜・インベスターZなど、数々の人気漫画を描いてきた三田先生の「漫画論」。
漫画を描く上での話が進んでいくが、これはビジネスに応用できる点も非常に多い。
三田先生の漫画は、その内容からして異質で賢い漫画家さんなんだろうなと思っていたが、こんなにロジカルで賢い人だとは思ってもみなかった。
三田先生は漫画を描くときに、いつも「空席」かどうかみるらしい。
そして「空席」であったら、その中のニッチ、針の穴を通す様な小さな題材で攻めていくとお話ししていた。
そして準備などせず、一気に世に出していく。
これって、なんかすごく自分にも生きる気がしています。
要はブログもそうだし、社会人としての自分の生き方としてもそう。
個人の頑張りだけじゃ中々限界があるから、環境を整えてあげる。
それが、生産性のあげかただと。
ぜひ一読をお勧めします。
・KindleUnlimited公式サイト
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 』読書メモ
中東のプラント建設
日本人は、雑多な小屋を自分で建てる
アメリカは、立派なホテルみたいなのを建てたあとに合流
環境から整えモチベートするのがアメリカ流漫画家の徹夜慣習を変えた
個人の頑張りに成果をゆだねている限り、パフォーマンスは上がらない
組織のパフォーマンスを上げたいなら、決まりを作って行動を変える仕組み化が欠かせない商売であるからには常に店を開け続けることがまず大事
複雑な手法に時間をかけない。
迷う要因になりそうなものを排除する実家が衣類の自営業
バブル崩壊とともに衰退
他人が作ったものを仕入れて売って、経費さしぬいて利益が出る商売はいやだ、とおもった
一人で物を作って、売る方がはるかに効率的
そう思った三田さん。
何かを始めるには練習が必要と考える人たちが多すぎる
しのごいわずやってみればいい。
ペンを手に取ればいい。
いくら練習を重ねても漫画を描かないことには意味がない
文句を言うならやってみればいい
やったやつがえらいのであるゆとり教育にNOといったドラゴン桜
必ず「空席になっているか」を点検している
悩む暇があったら、見たこと、聞いたことをすぐに漫画にし、現金化する。
身近なものからどんどんキャッシュに変えていく
それがプロの仕事
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